バスケの基本的なディフェンスの考え方とコツ

バスケットボール
スポンサーリンク

ねぇ、ねぇ。マンツーマンでマークしてる時って、目の前のディフェンスだけ相手にしてればいいよね?

また、いきなりどうしたの?

まぁ、正解から言うと、その考え方は間違っているよ

えー、やっぱり違うの・・・

そうだね。デフェンスは1対1はもちろんだけど、チームでプレイしているからチームデフェンスも意識しないといけないよ。

チームか・・・どんな意識が必要なの?

いつものように教えなさい!!

・・・うざ

スポンサーリンク

デフェンスの種類

バスケをしていく中で、マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスに出会うと思います。

マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンス

マンツーマンデフェンスは、特定の相手を常に意識して守るディフェンスのことです。1対1の状態で守るイメージです。

ゾーンディフェンスは、スペースを意識してその場所を守るディフェンスのことです。

今回は、マンツーマンディフェンスについて記載していきます。

ディフェンスの位置について

バスケットにはディフェンスとボールの位置でディフェンスの方法が違います。

大きく分けると3つになります。

A ボールマンに対するディフェンス
B ボールマンに近いプレイヤーに対するディフェンス
C ボールマンから遠いプレイヤーに対するディフェンス
です。
それぞれを上から、Aは1線、Bは2線、Cは3線と言います。

1線(ボールマンに対するディフェンス)

1線(ボールマンに対するディフェンス)でのスタンスは、ワンアームでオフェンスとゴールを結んだ線の間に立つが基本です。

このようにマークマンとゴールを結んだ線上に立つことがベストですが、

ディフェンスは、右にも左にも対応しなければいけません。
相手が自分よりも身体能力が高い場合は、対応しきれない可能性があります。そういう相手には、コースを限定した方が守りやすいです。

コースを限定した守り方

コースを限定して守り方は、行かせたい方向づけをすることから”ディレクション”と言います。

身体の位置等は下の通りになります。

ゴールとマークマンを結ぶラインを少し跨ぎ、左側に寄ります。これは、左側には行かせないで、右側に行かせるための方向付けをしている状態です。

1線での重要点は

・ゴールとマークマンを結ぶラインを跨ぐこと
・マークマンとは、ズレるが正対して守ること
の2点です。なぜこの2点が重要かと言いますと、”抜かれやすくなるのとファールする可能性が上がる”からです。
この図だと、ディフェンスから見て右側がかなり開きますので、ちょっとずらされたらドライブで抜かれますので、重要な点を意識しながらディレクションをしてください。

2線(ボールマンに近いプレイヤーに対するディフェンス)

2線でのスタンスは、ボールマンとマークマンを結んだ線の、3分の1のところでディナイしながら立つことです。

このように、オフェンスにベッタリにならないように、パスコースを塞ぎながらディフェンスを行うことがベストです。

2線での重要な点は

・前に出過ぎないこと
・身体を前のめりにしないこと
この2点につきます。

前に出過ぎないこと

では、なぜ前に出過ぎないことが重要なのかを考えましょう。
前に出る事でのメリットとデメリットがあります。
メリットは、「マークマンにはボールが完全に入らないようにできる」

デメリットは、「バックカットをされてゴールに近づかれる」

”そんなデメリットは重くないじゃん”と思う方もいるかもしれませんが、下の図を見てください。

この時点で、②⑤の1対2のシチュエーションになります。この時点でオフェンスの勝ちが濃厚になってしまいますよね。そのため、前に出過ぎないことを意識してください。

前のめりについては、後ろに動けるような態勢を維持してください。

3線(ボールマンから遠いプレイヤーに対するディフェンス)

3線でのスタンスは1線と2線のオフェンスが見えること、マークマンにパスが飛んだら間に合う距離にいることです。

AとBにいるディフェンスが3線になります。は、のカットインとのカバーに行ける位置。が抜かれた時にヘルプに行ける位置、①④のカットインに対応ができる位置にいます。

3線での重要な点は

・自分のマークマンを捨てること

の1点です。

自分のマークマンを捨てること

自分のマークマンを捨てるということは、仲間へのヘルプディフェンスをするために二人は守れないからです。
完全に放置するということではありません。自分のマークマンとの距離は、1線や2線みたいにマークマンの近くの位置にいるのではなく、離してしまって構いません。

なぜかというと、3線にいるオフェンスへのパスは2線へのパスより距離があるからです。
距離があると、マークマンにパスをされてもディフェンスに間に合うことができます。
そのため、相手を見て立ち位置を確認してプレイをしましょう。

カバーダウンの意識

下の図のように、のドライブに対してが動いたとします。

この位置だと、がフリーになっているので

という形のパスが予想されます。そのため、がパスコースを塞ぐようにディフェンスをしたらいいのですが、そんなに上手くはいきません。そのため、パスが出る前にをディフェンスするため、下がってきます。

この動きをカバーダウンと言います。

 

如何でしょうか、1線2線3線・・・自分がどこにいるのか理解するのは大変ですが、この内容を頭に入れることでチームディフェンスのしやすさが大分変ってきます。

ディフェンスに悩んだ時は1線2線3線の動きを確認してみてください。

コメント