ねぇねぇ、フロントコート以外から始める時って何かいい方法ないの。フロントコートのオフェンスはいっぱい教えてもらったけど・・・
アウトオブバウンズからのスタートするオフェンスシステムも強いチームだと持ってるよ
そうなの?なんで今まで教えてくれなかったの!?
いや、聞いてこないし、知ってるものだと思った
知るわけないじゃん!素人なめるなよ!
エンドラインからの戦術の必要性
バスケの試合でボールがエンドラインから出てしまい、一度オフェンスが止まった時にシュートクロックが残り少ないけど、ここは確実に攻めないといけない場面があります。
そういった場合でシュートクロックが14秒やそれより少ない時に、1つや2つエンドラインからスタートできる戦術があると確実に攻めることができます。
また、エンドラインからのスローインはゴールが近く、攻め方によっては簡単に2点を獲得できるチャンスゾーンとも言えます。
そのため、チームとしてシステム化しましょう。
エンドラインの戦術の必要性としては以下の2点です。
・接戦の時のチャンスを活かすため
エンドラインからの初期セットポジション
初期セットポジションとして2パターンを紹介します。
赤数字がオフェンス
青数字がディフェンスです。
1つ目は、ボックス型です。
図を見てもらうとわかるように、ショートコーナー、エルボーに2名づつプレイヤーを設置してエンドラインからスタートするセットポジションです。
2つ目は、ライン型です。
図のように一列に並んでスタートするセットポジションです。
では、この2つのポジションの展開について説明していきます。
ボックス型からのオフェンス展開
ボックス型のオフェンスの展開方法を紹介します。
ボックス型はスクリーンからの展開でゴールを狙うのが効率的です。
まず初めに、どの人がパスを受ける選手なのか決めます。今回は③がパスを受ける選手として設定します。
次に、
A ⑤が③にスクリーンに行きます。このスクリーンはダミーのスクリーンです。⑤のいるスペースを空けるのが本当の目的になります。
⑤がスクリーンに行きましたら④は外に開きます。
B ③は⑤のスクリーンを使わずに、②をスクリーナーとして利用してゴールに向かってカットインしていきます。
追加の動き
③にボールが入らなかった場合にパスを出すところが必要になります。そのための追加の動きが必要になります。
C ③のカットインに合わせて⑤はアウトサイドへ広がります。
もし③が③のディフェンスを振り切れない場合、①のパスするところをなくならなように⑤がアウトサイドへと広がって選択肢を増やしてあげることを意識してください。
ライン型からのオフェンス展開
ライン型からの展開は2パターン紹介します。
スクリーンからのシュート~パート1~
ライン型からのオフェンス展開で、手数が少ない方法です。
このオフェンスでは、②がパスを受ける選手になります。
A 審判から①にボールが入ったら、ボールを貰う選手②は、自分のディフェンスを押し込んでボールを貰う動きをします。
B ②がボールを受けるために外に飛び出す前のタイミングで③は②に対してスクリーンをかけに少しだけ動きます。(スクリーンを使って外に出れるだけのスペースを空ける必要があります)
C ③のスクリーンを使ってフリーになった②はシュートを打ちます。
スクリーンからのシュート~パート2~
この方法もライン型からのオフェンス展開で、手数が少ない方法です。
パート1よりも少し上にセットポジションを移動させます。
ショートコーナー辺りのスペースを空けるように配置しましょう。
今回は③の位置にいる選手がパスを受けるように動きます。
エンドラインからの戦術2パターンのまとめ
こんな感じでエンドラインからのスタートする戦術はボックス型とライン型があるよ。サイズが大きなチームはライン型の戦術を採用することが多いかな
そうなの?
うん。ライン型は選手がゴール近くからは配置するから、ゴールを狙いやすいし、ディフェンスも大きな選手に対応するために他の選手は意識しないといけないしね
確かに。サイズが大きい相手だと一人で守るの難しいわ
そうそう。逆に、スピードが速く、アウトサイドに自信があるチームはボックス型を採用するといいよ。パスをするところも作れるし
シュートを打つ役割の人以外にもパスをもらう動きが決まってるし、いいかもしれないね
そうだね。また、わからないことがあったら聞いてね
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